「予算がない」との理由で6・25参戦勇士の薬代を支援できないという韓国政府

2021/06/14 15:04

多くが80-90代で身体も不自由 薬代を支援するのは報勲病院のみ 「参戦名誉手当は月34万ウォン…居住地では薬代支援も大変」 今も生存している参戦有功者は26万人

 慶尚北道慶山市に住むチョ・ギュシクさん(90)は月に2回病院を訪れる。6・25参戦有功者のチョさんは戦争当時、銃弾がかすった後遺症でこれまでずっと腰と肩に痛みを抱えてきた。糖尿病と前立腺の痛みに加え、昨年は肺炎まで再発した。この老兵には毎月34万ウォン(約3万3000円)の「参戦名誉手当」が支給されているが、そのほとんどは薬代として使われる。チョさんは「全部で八つの薬を飲んでいるが、その費用は月..

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