米国、対中けん制戦線から事実上「コリア・パッシング」

2021/05/07 09:31

G7外相らは会談を行うたびに中国を念頭に置いた発言が相次ぐも韓国に対してだけは自制する雰囲気 21日に予定されている韓米首脳会談でも中国問題は大きな議題とならない見通し

▲米国のブリンケン国務長官と韓米外相会談を行っている韓国外交部(省に相当)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)長官。会談はロンドンのG7(先進7カ国)外相会合期間中に行われた。3日撮影。(写真=外交部提供)

 米国は中国けん制を安全保障政策の重要問題としているが、韓国側と会うときだけは中国に関する言及は控えているようだ。実際にロンドンで行われたG7(先進7カ国)外相会議の際に韓米外相会談(3日)と韓米日外相会議(5日)が相次いで開催されたが、いずれも中国問題は議題にならなかった。今回のG7会合期間中、米国のブリンケン国務長官が主要国の外相と会談するたびに「中国」を大きく取り上げたこととは対照的だった。..

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