チョ・グク前法務部長官に対する批判本「一度も経験したことがない国」(通称チョ・グク黒書)の著者、キム・ギョンユル会計士は26日、フェイスブックに「盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団の柳時敏(ユ・シミン)理事長が昨年12月初め、検察が盧武鉉財団の口座を調べたと主張しながら、1年以上根拠を示せずにいる」という趣旨の投稿を行った。柳理事長の当時の主張はうそではないかとの指摘だ。金融実名制法によれば、捜査機関が..
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チョ・グク前法務部長官に対する批判本「一度も経験したことがない国」(通称チョ・グク黒書)の著者、キム・ギョンユル会計士は26日、フェイスブックに「盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団の柳時敏(ユ・シミン)理事長が昨年12月初め、検察が盧武鉉財団の口座を調べたと主張しながら、1年以上根拠を示せずにいる」という趣旨の投稿を行った。柳理事長の当時の主張はうそではないかとの指摘だ。金融実名制法によれば、捜査機関が捜査目的で口座の照会を行った場合、最長1年以内に当事者に照会事実を通報しなければならない。
柳理事長は昨年12月24日、ユーチューブを通じ、「検察が(11-12月に)盧武鉉財団の銀行口座を照会したことを確認した。私の個人口座ものぞいたと思われる。私の背後調査をしたのではないか。妻の口座ものぞいた可能性が高い」などと主張した。柳理事長は「(自分は)チョ・グク氏について、検察の行為を批判してきた。尹錫悦検察総長に公開質問をしたい。検察を批判する個人に対し不法な査察を行い、検察はこれでもよいというのか」とも語っていた。
検察が「事実無根」だと反発すると、柳理事長は「私がありもしないことを疑ったり、批判したりしたことが悔しければ事実を確認して、私をひどい目に遭わせればいい」と言い張った。柳理事長は今年7月24日、検察のチャンネルA事件捜査審議委員会の当日朝にもMBCラジオに出演し、「韓東勲(ハン・ドンフン)検事がいた(大検察庁)反腐敗強力部が(盧武鉉財団の口座情報を)見た可能性が高い」などと主張した。チャンネルA事件に関与した疑惑が浮上した韓検事長を狙った発言だが、捜査審議委は韓検事長の不起訴を勧告した。
柳理事長は今月25日にもユーチューブで「強力な不動産政策が打ち出されればいい」などと発言しながらも、自身が主張した「口座査察」については沈黙した。キム・ギョンユル会計士は「検察が盧武鉉財団の口座を閲覧した事実がなければ、私は柳時敏のような人間は公の空間から消えなければならないと思う。ありもしないことを持ち出して、事態をごまかした」と批判した。檀国大のソ・ミン教授は「検察が口座をのぞいたといううそはいつ謝罪するのか」と迫った。
パク・ククヒ記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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