【コラム】全体主義国家でしかあり得なさそうな出来事

2020/11/28 14:14

独裁体制は家庭・人倫を破壊…防疫を絶対価値であるかのように振りかざす 自己隔離違反した親を通報した女子中学生も…政治防疫、ひどい世の中を作ろうとしているのか

▲(日本による植民地支配からの解放を記念する)光復節だった8月15日、ソウル市鍾路区の東和免税店前で行われた「文在寅(ムン・ジェイン)政権糾弾集会」の様子。野党・国民の力の朴大出(パク・デチュル)議員が今月4日の青瓦台国政監査でこの写真を見せると、盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領秘書室長は「光化門集会の主導者たちは殺人者」と言った。写真=聯合ニュース

 「泥棒ではなく殺人者です、殺人者。この集会の主導者たちは!」

 盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領秘書室長が今月4日に目をむきながら叫ぶ姿をテレビで見て、ソ連のパブリク・モロゾフと中国の紅衛兵チャン・フンビン、脱北者の申東赫(シン・ドンヒョク)、そして釜山のある女子中学生のことを思い出した。「これらの少年・少女たちはこうしたムードの中で人倫に背くことをしたのだな」と。

 1932年のスターリン時代、ソ連共..

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