【コラム】顕忠門の「安重根体」は残念

2020/07/26 17:12

最近変更された大田顕忠院の扁額…安重根義士の書体というが、子音と母音を組み合わせて作った創造物

 数年前、慶州玉山書院を取材で訪れたとき、講堂の入り口で立ち止まったのを覚えている。建物の軒に掛けられている扁額の文字に圧倒されたためだ。秋史・金正喜(チュサ・キム・ジョンヒ)が書いたと言われる「玉山書院」の4文字が強いインパクトと共に建物全体を覆い尽くしていた。1839年に火災で建物が全焼したことで再建され、王が再び下さった扁額だ。53歳の秋史は、真っ黒の墨汁で80センチの半紙4枚に1文字ずつ力..

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