18日午後4時50分ごろ、大田市中区にある動物園「大田O-World」でピューマ1頭がおりから脱走したが、およそ5時間後、ついに射殺された。猛獣ピューマが脱走したというニュースに驚いた大田市民は、5時間近く恐怖に震えることになった。
動物園側は18日午後5時15分、「おりの中にいた2頭のピューマのうち1頭が見当たらない」と119番に脱走を通報した。脱走したピューマは、体重が60キロある8歳のメス..
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18日午後4時50分ごろ、大田市中区にある動物園「大田O-World」でピューマ1頭がおりから脱走したが、およそ5時間後、ついに射殺された。猛獣ピューマが脱走したというニュースに驚いた大田市民は、5時間近く恐怖に震えることになった。
動物園側は18日午後5時15分、「おりの中にいた2頭のピューマのうち1頭が見当たらない」と119番に脱走を通報した。脱走したピューマは、体重が60キロある8歳のメス。ピューマが脱走したことを受け、大田市は動物園がある宝文山一帯の住民に宛てて、外出を控えて仕事帰りの道には注意するよう求める内容の緊急安全メールを送った。次いで119特殊救助団と警察特殊部隊、全国狩猟連帯の関係者などおよそ100人が動物園とその周辺に投入され、捜索活動を開始した。
おりから脱走したピューマは午後6時34分ごろ、動物園内のつり橋付近で発見された。続いて動物園関係者が撃った麻酔銃がピューマに当たったが、麻酔はすぐには効かず、ピューマは捜索隊員らの視界から消えた。ピューマは午後9時44分ごろ、動物園内の干し草保管所の裏手およそ50メートルのところで再び発見され、猟師が撃った銃の弾に当たり、射殺された。消防当局の関係者は「動物園の外に逃げていく危険をなくすため、やむを得ず射殺した」と語った。
ピューマは、飼育場の清掃を終えた従業員がきちんと施錠をしなかったため脱走したという。警察側は「従業員一人が午前9時ごろ、ピューマの飼育場の清掃を終え、施錠せずに出てきたことが分かった」と明らかにした。この従業員が午後5時ごろ再び飼育場へ行ってみると、既にピューマは姿を消した後だった。ピューマが脱走した大田O-Worldは、動物園・花園・遊園地などが1カ所で楽しめる、韓国中部圏では最大規模のテーマパークだ。
この日のピューマ脱走および射殺のニュースは、李洛淵(イ・ナクヨン)首相のソーシャルメディアを通してリアルタイムで伝えられた。李首相は18日午後10時10分ごろ、ツイッターに「(ピューマの)生け捕りを望んでいましたが、現場の判断は違っていたものとみえます。残念で、恐縮です」と書き込んだ。
大田=禹正植(ウ・ジョンシク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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