500人の男たちが300日間苦楽を共にした朝鮮通信使の物語

2018/08/26 05:06

▲写真提供=タサン・ブックス

キム・ジョングァン著『朝鮮通信使』(タサン・ブックス)

 一般人にはややなじみが薄い「朝鮮通信使」という素材を、作家らしい語り口とユーモアを交えて取り上げた歴史長編小説。著者は、朝鮮王朝時代後期における通信使行の結晶と評されている癸未(きび)通信使(1763-64)が朝鮮を離れて日本に渡り、戻ってくるまでの全過程を描き、朝鮮通信使の全貌を多角的かつリアルに再現してみせた。500人の男たちが300日間..

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