「東南アジアに胎教旅行して、奇形児が生まれてしまった。大量の放射能にさらされた飛行機に乗ったということか」
愛敬グループ系列の格安航空会社(LCC)「チェジュ航空」が、福島-仁川間のチャーター機を運航すると決めたことで、一部の消費者が反発している。福島県では、2011年の東日本巨大地震で原発事故が発生した。ここに飛んでいった飛行機は放射性物質にまみれているかもしれないので不安だという。
チェジュ航..
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「東南アジアに胎教旅行して、奇形児が生まれてしまった。大量の放射能にさらされた飛行機に乗ったということか」
愛敬グループ系列の格安航空会社(LCC)「チェジュ航空」が、福島-仁川間のチャーター機を運航すると決めたことで、一部の消費者が反発している。福島県では、2011年の東日本巨大地震で原発事故が発生した。ここに飛んでいった飛行機は放射性物質にまみれているかもしれないので不安だという。
チェジュ航空の福島チャーター便は、福島の旅行会社が韓国に行きたい日本人観光客およそ100人を乗せる航空便を要請したのに伴い、編成された。原発事故の後、アシアナ航空などが就航していた仁川-福島路線は運航が取りやめられ、現在韓国から福島へ向かう定期路線はない状態だ。この飛行機は、3月18日に福島から仁川へ飛び、20日に再び福島へ戻る往復スケジュールを組んでいる。
17日、あるオンライン育児コーナーには「私たち家族が乗る飛行機が、もしかすると福島に行った飛行機かもしれないという不安があるので、予約を取り消した。今後もチェジュ航空には乗りたくない」という書き込みがあった。ほかのポータルサイトの掲示板にも「一体、日本の旅行会社からいくらもらって、原発が吹き飛んだ場所に飛行機を送るのか」という抗議の書き込みが載った。一部の消費者は「愛敬から出た製品は利用せず、AKデパートにも行かない」と、愛敬に対する不買運動を提案した。
しかし、こうした懸念は過剰だと専門家らは指摘する。福島空港は、事故が起きた福島第一原子力発電所から直線距離で57キロ離れており、放射線の値はソウルより低い。国家環境放射線自動監視網によると、17日午前6時の時点で、福島空港の放射線の数値は毎時0.07マイクロシーベルトなのに対し、ソウルは毎時0.09マイクロシーベルトだった。あるネットユーザーは「単に福島と往復した飛行に乗っただけで、放射線被ばくするはずがない。杞憂(きゆう)に近い」と書き込んだ。現在、全日空が札幌-福島便、ベトナム航空がハノイ-福島便を定期運航するなど、原発事故後に中断されていた福島との航空路線はかなり再開された。またアシアナ航空やジンエアーも、仁川-福島間の不定期便を運航することがある。
イ・スルビ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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