徳寿宮の「亀の像」、日本が撤去した経緯が判明

2015/03/01 06:10

徳寿宮美術館の設計図全体を初めて確認…工事の全体像が明らかに 宮殿を公園化・戯画化して、高宗の痕跡を消そうとしたもよう

▲左は、1936年6月に作られた最初の徳寿宮配置図。丸い点線で表示した部分が亀の像。その後作られた「徳寿宮庭園配置図」(右側。1936-38)では亀が撤去されており、提案計画が変わっている。噴水台が設置され、後にオットセイ像が置かれた。/写真提供=国立文化財研究所

 1930年代に日本が徳寿宮美術館を作る際、高宗の長寿を祈願した亀の像を撤去して急きょオットセイ像に替えたプロセスが、初めて確認された。国立文化財研究所(姜舜馨〈カン・スンヒョン〉所長)は26日「静岡県浜松市の市立中央図書館で徳寿宮美術館の設計図面217枚を発見した。韓国国内にあった図面429枚と合わせ、設計図全体が初めて確認された」と発表した。1936年から38年にかけて徳寿宮石造殿に付設された..

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