【コラム】京都の老舗に学ぶ「創造経済」

2014/12/01 11:16

 60代の細尾真生氏は、京都にある1688年創業の西陣織の老舗「細尾」の11代目だ。先ごろ訪問した細尾氏の店には、日本の上位層たちの着物に使われた華やかな絹織物の見本が掛けられていた。地下では細尾氏が自ら開発したという糸車が忙しそうに動いていた。

 京都でよく見かける老舗の呉服屋めぐりに興味を抱くようになったのは、細尾氏の口から日本の伝統織物とは関係のなさそうな海外有名ブランドの名前が飛び出したため..

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