米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャース対タンパベイ・レイズ戦(ドジャー・スタジアム)が行われた11日、電光掲示板にはトルネードの映像が登場した。そして童顔の日本人投手が2塁に向かって思いっきり体をよじり、力強くボールを投げる姿が映し出された。大リーグでプレーしていたころ、ダイナミックな投球フォームで「トルネード」と呼ばれた野茂英雄氏(44)のドジャース時代の姿だった。この日、始球式を行うためにやっ..
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米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャース対タンパベイ・レイズ戦(ドジャー・スタジアム)が行われた11日、電光掲示板にはトルネードの映像が登場した。そして童顔の日本人投手が2塁に向かって思いっきり体をよじり、力強くボールを投げる姿が映し出された。大リーグでプレーしていたころ、ダイナミックな投球フォームで「トルネード」と呼ばれた野茂英雄氏(44)のドジャース時代の姿だった。この日、始球式を行うためにやって来た野茂氏はドジャース時代の背番号「16」が付いたユニホームを着て、かつてのチームメートで現在はスポーツ解説者をしているエリック・キャロスに向かって勢いよく球を投げた。そして始球式を終えてドジャースのダッグアウトに入ると、柳賢振(リュ・ヒョンジン、26)=ドジャース=とお辞儀をし合い、握手した。柳賢振は試合後、「(野茂氏は)本当に素晴らしい選手だったと記憶している。今見ると選手時代より少し体重が増えたようだ」と語った。
近鉄バファローズで活躍した彼は、日本で通算78勝(46敗)を挙げた後、1995年にドジャースに入団、大リーグデビューを果たした。デビュー1年目から13勝6敗(防御率2.54)という好成績で、ナショナル・リーグ奪三振1位(236)にもなった。その年にオールスター戦に出場した上、新人王まで獲得、大リーグを揺るがした。
96年9月18日、投手に不利な球場として知られるクアーズ・フィールドで行われた対コロラド・ロッキーズ戦ではドジャース史上10回目であり、今もその記録が最新のノーヒットノーランを記録し、ドジャース・ファンを驚かせた。
野茂氏は2008年にカンザスシティ・ロイヤルズで引退を迎えるまで大リーグ通算123勝109敗(防御率4.24)の成績を残した。このうち81勝をドジャースで挙げた。
野茂氏は始球式の前に行われた記者会見で、かつてのチームメート朴賛浩(パク・チャンホ)について「彼は大リーグで達成した記録以上のものを出す力を持っていた。投球を見た時、大リーグでトップクラスの投手になるだろうと思った」と語った。
ロサンゼルス(米国)=ホン・ジュンギ特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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