李完用の「売国」は現実主義外交の帰結(上)

2011/06/05 05:23

【新刊】キム・ユンヒ著『李完用評伝』(ハンギョレ出版) 「避けられない現実の中では、得られるものを得ていかなければならない」 愛国と売国の分かれ道で選んだのは「君主制の維持」  最近、朝鮮王朝の滅亡前後を扱った書籍が相次いで出版されている。高宗や徳恵翁主、英親王、厳皇貴妃にまで、改めて光が当てられている。しかしその中には、誰もが目をそらしたい人物が一人いる。李完用(イ・ワンヨン)=1858-19..

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