▲高麗大学校の全景。/写真=高麗大 ▲高麗大学校の全景。/写真=高麗大

 高麗大学は11日、故・朴元淳(パク・ウォンスン)元ソウル市長の息子、パク・チュシン氏(40)を今月1日付で工科大学(工学部)建築学科の助教授に任用したと明らかにした。パク・チュシン氏は昨年下半期、今年度の専任教員招へいの公募に出願して合格し、今学期は高麗大で「建築設計」科目と「建築設計実務」の授業を担当する。

 パク・チュシン氏は2003年に漢陽大物理学科に入学し、06年に高麗大建築学科に編入。11年2月に高麗大を卒業し、英国ロンドンにある建築大学院で建築設計学の修士号を取得したという。ただしロンドンのどの大学院かは明かされていない。

 その後は英国の複数の建築設計会社で実務に従事し、英国建築士登録協会の資格を取得したという。これは本人の建築スタジオのホームページで紹介されている。

 18年から23年までは英国のデイビッド・チッパーフィールド建築事務所で働いていたことも明かしている。ソウル・竜山にあるアモーレパシフィックの本社ビルを設計したことでも有名なチッパーフィールド氏(71)は、23年に建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した人物だ。

 高麗大の関係者は「建築学会で博士号を取得せずに修士号と実務経歴だけで教授に任用されるケースは珍しくない」として「パク氏以外にも多数の修士出身教授が学界で活動している」と説明した。

コ・ユチャン記者、ハン・ヨンウォン記者

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