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「追加で告白した事実を具体的に書いて裁判所に出せ」 共に民主・朴範界議員、郭種根・前司令官に助言

【TV朝鮮】(アンカー)
郭種根(クァク・チョングン)前韓国陸軍特殊戦司令官が何者かに「良心宣言」を要求されたというTV朝鮮報道の波紋が続いています。今度は郭種根・前司令官が最初の自首書を作成してから1週間後に2回目の自首書を提出していたことが分かりました。拘束される前日に徹夜したとのことですが、最大野党・共に民主党議員が「追加で告白した事実を書いて裁判所に出せ」と助言した時期と合致します。チョ・ソンホ記者が取材しました。
(記者リポート)
郭種根・前司令官が2回目の自首書を作成したのは、検察が拘束令状を請求した昨年12月15日でした。
郭種根・前司令官は検察の取り調べ(12月30日)に「時間がたつと記憶があいまいになるので、その前に頭の中を整理した。ほぼ徹夜で作成した」と供述しました。
翌日、軍検察に提出された2回目の自首書には非常戒厳宣布前に尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に会った具体的な状況が含まれているといいますが、「メモ」ではなく「記憶」をたどって作成したと郭種根・前司令官は述べました。
尹大統領は昨年秋、軍幹部らと会った場で「非常大権」(国の非常事態に大統領が非常措置を取る権限)などの表現を使ったとされており、共に民主党では「非常戒厳の事前謀議だ」との主張があります。
(朴範界〈パク・ボムゲ〉議員)=共に民主党、昨年12月10日=
「(郭種根・前司令官は)非常戒厳宣布前の12月1日、戒厳に関する事前の内容を知っていた…」
郭種根・前司令官は当初、非常戒厳宣布を知らなかったと供述(12/9検察)しましたが、翌日、国会で「非常戒厳宣布を予想していた」と発言内容を翻しました。
(郭種根・前司令官)=12月10日=
「(非常戒厳)任務が推定できたのが日曜日(12月1日)だったと思います」
拘束直前には、共に民主党の朴範界議員に「非常戒厳の事前謀議があった」という趣旨で、いわゆる「2回目の公益通報」をしました。
この過程で、朴範界議員は「追加で告白した事実を具体的に書いて裁判所に出せ」と助言し、郭種根・前司令官は「そのようにする」と答えたといいます。
TV朝鮮は朴範界議員と郭種根・前司令官側に2回目の自首書を書くことになった経緯を尋ねましたが、回答はありませんでした。TV朝鮮、チョ・ソンホがお伝えしました。
(2025年3月7日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)