【TV朝鮮】(アンカー)

 TV朝鮮では昨日(5日)の報道で、郭種根(クァク・ジョングン)元陸軍特殊戦司令官が野党議員のユーチューブ・チャンネルで「引っ張り出せ」という言葉を初めて暴露した前日、知人と対話した肉声をお伝えしました。今日の韓国政界は一日中、大騒ぎになりましたが、これから、私たちがさらに把握したことをお伝えします。弁護人選任を巡り、知人に悩みを打ち明けた郭種根元司令官に対し、最大野党・共に民主党がその5日後、弁護士支援を提案していたことが分かりました。私たちが調べたところ、その弁護士はスパイ団事件に関与した人物の弁護を担当していました。チョ・ソンホ記者が独自取材しました。

 (記者リポート)

 昨年12月30日、郭種根元司令官はソウル中央地検に1人で出頭し、取り調べを受けました。

 弁護人を伴っていなかった理由について、郭種根元司令官は「弁護士の考えなので、私が話すことではないと思う」「拘束前に3人の弁護士が辞任してショックが大きかった」と供述しました。

 郭種根元司令官は非常戒厳解除直後から弁護士選任に関して深刻に悩み、国選弁護士に担当してもらっていました。

 (郭種根元司令官)

 「私が『弁護士は高校の同期や後輩たちを通じてお願いしてほしい』と言った」

 昨年12月10日に国会で郭種根元司令官に会った共に民主党関係者は弁護士の紹介を提案しました。その後、元司令官の要請に対し、同党の夫勝粲(プ・スンチャン)議員が親交のあったA弁護士を紹介しました。

 A弁護士は郭種根元司令官に一度会いましたが「内乱事件なので引き受けるのは難しい」と断ったとのことです。

 革新系弁護士団体「民主社会のための弁護士会(民弁)」所属のA弁護士は2023年に摘発された済州スパイ団事件関与者の法律代理人を務め、国家情報院糾弾声明に名を連ねたことがある人物です。

 夫勝粲議員は「知り合いの弁護士がA氏しかいないので紹介した」「A氏がスパイ団事件を担当していたことは知らなかった」と言いました。TV朝鮮、チョ・ソンホがお伝えしました。

(2025年3月6日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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