【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、朝鮮半島西側の黄海で26日に戦略巡航ミサイルの発射訓練を実施したと報じた。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が訓練に立ち会い、核兵器の運用やその威力を誇示する訓練だったと伝えた。 

 同通信は、発射された複数のミサイルはそれぞれ約2時間13分間、1587キロを楕円形の軌道に沿って飛行し、標的に命中したと伝えた。

 金正恩氏は「強力な攻撃力によって担保されることが最も完成した抑止力であり防衛力」とし、「核武力のより徹底した臨戦態勢を整え、その使用に万全を期して準備することにより信頼できる核の盾として国家の主権と安全を永久的に守ることは、共和国の核武力の前に与えられた責任ある使命と本分」と強調した。

 この日、金正恩氏には金正植(キム・ジョンシク)朝鮮労働党中央軍事委員と張昌河(チャン・チャンハ)ミサイル総局長が同行した。

 公開された写真を見ると、ミサイルは水面付近を低空飛行し、低い丘の上にある低層の建物を打撃し、爆破した。

 北朝鮮は先月26日、トランプ米大統領の就任後初めてとなる海上(水中)対地上戦略巡行ミサイルの発射実験を行った。 

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