イランのホルムズ島にある「レッドビーチ」が豪雨に見舞われ、真っ赤な雨水が海岸全体を覆った。ホルムズ島では今月9日（現地時間）、激しい雨が降り注ぎ、海岸はまるで血に染まったかのように真っ赤になり、見たこともないような景観が広がった。

【写真】豪雨が降り注いで赤く染まったホルムズ島の「レッドビーチ」

　赤い波が打ち寄せると、カメラを持った観光客たちの手も忙しく動いた。

　レッドビーチはその独特な岩盤地形のため、地質学者たちの注目を集めている。

　特に、レッドビーチの土や砂には火星の土壌のように酸化鉄の成分が大量に含まれており、赤みを帯びている。このため「ブラッドビーチ」とも呼ばれている。

　この地の赤い土は現地で「ゴラク（Golak）」と呼ばれ、芸術や料理に使われてきた。

　現在、赤く染まったレッドビーチの動画はSNS（交流サイト）で話題になっている。動画には「自然の持つ深い美しさ」「神が悔い改めよと与えてくださった最後の警告」などのコメントが寄せられた。

ハ・ダイム記者