▲イラスト=UTOIMAGE

 雪道でスリップした車がガードレールを越えて約40メートル下に転落したが、運転手は無事救助された。警察と消防当局が7日に発表した。

 発表によると、6日午後8時20分ごろ、京畿道抱川市内にあるキツネ峠の頂上付近で、70代の男性Aさんが運転していた乗用車がスリップしてガードレールに衝突したという。車はガードレールを越えて山の斜面を転がりながら約40メートル下に転落した。

【写真】転落した車の運転手を救助する様子

 幸いなことに、車は岩などに衝突せず、谷底で止まった。車の中で意識を取り戻したAさんは自ら119通報し、救助を要請した。

 通報を受けて出動した抱川消防署救助隊は、直ちにロープを使って救助作業を進め、担架でAさんを救助した。

 Aさんは腰に大けがをして近くの病院に搬送され、治療を受けているものの、命に別条はないという。

 警察は路面凍結で車がスリップし、ガードレールと衝突した後、斜面の下に転落したものとみている。

 消防関係者はメディアとのインタビューで「事故地点が暗い山の斜面だったので、目撃者がいなかったら通報も難しい状況だった」「谷底が衝撃を吸収して運転者が生存できたのは奇跡に近い」と語った。

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