韓中関係
中国国営メディア「韓国、尹大統領弾劾から関心そらすため中国介入説を誇張」
中国共産党機関紙の英字紙が「韓国国内では尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾に対する関心を別の所にそらすため、中国介入説を誇張している」と報じた。
中国共産党機関紙の英字紙グローバル・タイムズは8日、中国国際問題研究院の項昊宇・研究員の話として、「一部の与党政治家は尹大統領弾劾に対する韓国国内の関心をそらすため、中国介入説を広めている」「歴史的に見て、保守系政治家が米国など西側諸国と共に、中国に対する否定的な世論を助長してきたことを考えると、驚くようなことではない」と報じた。
その上で、「韓国国内における中国人コミュニティーの規模はかなり大きく、韓国のデモは時々、対立的というよりも文化だと見なされている」「一部の中国人たちが好奇心からデモに参加した可能性もある」と述べた。
さらに、「韓国の政治的混乱は短期間では解消されず、長期化する可能性が高い」「政党間の対立が深まり、不安定な状態や不確実性が続くと見られている状況で、中国を韓国国内の政争に巻き込むのは賢明な行動ではない」と書いた。
同紙はまた、「韓国の政権与党・国民の力は尹大統領の弾劾を避けようと反中感情をあおっている」「与党所属の議員2人は『韓国にいる中国人が尹大統領の弾劾に賛成するデモに参加した』と言って、論争を触発した」とも報じた。
国民の力所属の金ミン甸(キム・ミンジョン)議員は先日の集会で、「中国人は尹大統領の弾劾を支持し、すべての集会で最前線に立っている」と発言していた。
ピョン・ジェヨン記者