▲国会内で開かれた韓国野党・共に民主党の院内対策会議で発言する同党の朴贊大(パク・チャンデ)院内代表。24日撮影。/聯合ニュース

 韓国野党・共に民主党は24日、大統領権限代行を務める韓悳洙(ハン・ドクス)首相に対する弾劾訴追案の提出を保留した。

 共に民主党は同日の議員総会で、韓悳洙・権限代行の弾劾訴追案を満場一致で党として採択し、同日5時30分に提出する予定だったが、その後方針を見直し、韓悳洙・権限代行が3人の憲法裁判官を任命するか見極めた上で、今月26日に弾劾案を提出するか決めることにした。

 同党の朴贊大(パク・チャンデ)院内代表は国会で記者団の取材に応じ「韓悳洙・権限代行弾劾案の成案は完了している」としながらも「26日に本会議を開き、憲法裁判官候補3人に対する任命同意が行われ、直ちに任命する手続きに入るか見守ることにした」と説明した。

 朴贊大・院内代表は「党の方針では(弾劾案を)直ちに提出することにしているが、国民の意向を踏まえ、26日にわが党の要求内容が実行に移されるか忍耐を持って見守りたい」とした上で「(26日に弾劾訴追案を提出すれば)27日の本会議で弾劾訴追案が報告されるだろう」「26日が最後の機会だ。韓悳洙・権限代行に対しては国民からの命令を受け入れ、内乱終結に積極的に協力するよう求める」とも述べた。

 これに先立ち国会人事聴聞特別委員会は同日の全体会議で馬恩赫(マ・ウンヒョク)、丁啓声(チョン・ゲソン)、趙漢昌(チョ・ハンチャン)憲法裁判官候補の人事聴聞報告書を野党単独で採択した。共に民主党は今月26日の国会本会議で任命同意案を成立させる方針だ。

 共に民主党は韓悳洙・権限代行が3人の憲法裁判官任命手続きに直ちに応じない場合、同日中に弾劾訴追案を提出するとしている。

ムン・ジヨン記者

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