▲イラスト=UTOIMAGE

 ブラジル・リオデジャネイロの巨大な水上クリスマスツリーが強風で倒れ、1人が死亡する事故が発生した。英紙デイリー・メールなどの外信によると、ブラジル・リオデジャネイロのマリカ市内にある潟湖に設置されていた高さ56メートルの巨大クリスマスツリーが16日に強風で倒れたという。この事故でツリーを設置していた作業員3人が病院に搬送されたが、1人が死亡した。残る2人は負傷したものの、命に別条はないという。

▲ブラジル・リオデジャネイロの潟湖に設置された高さ56メートルのクリスマスツリー。(写真=X)

 事故当時の動画を見ると、巨大なツリーが風を受けて一気に倒れ、ツリーの破片があちこちに散らばって水上を漂っている様子が映っている。ツリーの近くにいた作業員たちは負傷者を助けようと駆け寄っている。

 死亡したのは21歳の男性、ビニシウス・ドス・サントス・アブレウさんと確認された。この日、同地域では強風が予想されていたが、予想より早く暴風雨が吹き荒れ、作業員が避難できなかったとのことだ。

 事故が発生した巨大ツリーは36万個の照明で飾られていた。同市は当初、今月18日にクリスマス点灯イベントを行う予定だったが、今回の事故で2日間の追悼期間を設け、点灯イベントを延期することにした。

 同市の関係者は「最近、アラティバ潟湖で組み立て中だったクリスマスツリーが倒れ、1人が死亡し、2人が負傷した悲劇に深い遺憾の意を表す」「マリカ市は事故原因と経緯を調査中であり、ご遺族の支援にも最善を尽くす」と述べた。

チェ・ヘスン記者

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