【ソウル聯合ニュース】韓国軍の軍事偵察衛星3号機が21日午前(日本時間)、米宇宙企業スペースX社のロケット「ファルコン9」に搭載されカリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられる。韓国国防部が伝えた。

 軌道投入に成功すれば、太陽光パネルとアンテナ反射板を広げた後、各種機能の確認やテスト運用などを経て本格運用に入る。

 韓国軍当局は5基の偵察衛星を打ち上げる予定で、今回は3基目。

 昨年12月に打ち上げられ、8月から運用されている1号機は、可視光を撮影する電気光学(EO)センサーと赤外線を検出して映像を生成する赤外線(IR)センサーを搭載している。高性能の合成開口レーダー(SAR)を搭載した2号機は試験評価中で、適合判定を受ければ来年2月に運用が開始される。

 3~5号機にもSARが搭載される。SARは地表に向けてレーダーを照射し、反射する距離などを分析し画像化するため、昼夜を問わず全天候で撮影できる。

 今回の打ち上げでSAR搭載の衛星が2基になれば、連携して多角的な情報が得られる衛星群としての運用が可能になる。

ホーム TOP