【ソウル聯合ニュース】ロシア外務省のザハロワ報道官が朝鮮半島の不安定な状況の責任は韓国にあるとの趣旨の発言をしたことについて、韓国外交部当局者は１９日、遺憾の意を表明した。

　ザハロワ氏は１８日（現地時間）の記者会見で、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が『非常戒厳』宣言を正当化するため、朝鮮半島の緊張を高めようとしたとの報道について、事実を確認する必要があるとしながらも「韓国は北朝鮮を挑発し、状況を不安定にした後、北朝鮮を非難したり責任を転嫁したりする計画を定期的に実行した」と主張した。

　韓国外交部当局者は「外国政府の報道官が韓国国内の政治状況を口実にわれわれの一貫した政策を非難し、事実に反する主張をしたことは不適切」と指摘した。また、「朝鮮半島と地域の状況を悪化させてきたのが誰かは明白だ」として、「ロシアと北は違法行為の責任転嫁をやめるとともに、北東アジアと欧州の平和と安定を傷つける軍事協力を直ちに中止するよう促す」と強調した。