▲写真=UTOIMAGE

 ウクライナ国防省所属の特殊部隊「ウクライナ特殊作戦軍(SSO)」は17日「ロシアのクルスク地域で無人機(ドローン)を使った攻撃を行い、約100人の北朝鮮軍兵士を除去した」として関連する動画を公開した。

 SSOは同日メッセージアプリのテレグラム・チャンネルを通じ「SSO所属第8連隊の隊員らがロシアのクルスク地域で北朝鮮軍に『歓迎イベント』を行った」とした上で「3日間で50人を爆殺し、47人に負傷を負わせた」「北朝鮮軍が使用する装甲車2両、軍用車両2台、ATV(全地形対応車)も1台破壊した」などと明らかにした。

 同チャンネルに掲載された1分7秒の動画には、ウクライナ軍のドローンが北朝鮮軍とみられる兵士らに20発以上の爆撃を加える様子が映っていた。動画には雪が積もる平原を進んでいた時にドローン攻撃を受けた兵士、ドローン攻撃から逃れるため走り去る複数の兵士、木の後ろに隠れるが最後まで追跡するドローンに攻撃を受ける兵士、別の兵士の遺体を運ぶ兵士らの姿などが映っていた。

 これに先立ちウクライナ国防省情報総局(HUR)のキリロ・ブダノフ局長は16日、米国の軍事メディア「ウォーゾーン」の取材に「北朝鮮軍は先週ロシアのクルスク地域でウクライナ軍に対する大規模攻撃作戦を開始した」「この戦闘で200人以上の北朝鮮軍兵士が死亡した」と明らかにした。

 これについてウクライナ現地メディアのキーウ・ポストも「HURの報告書によると、14日と15日に北朝鮮軍はクルスク地域のプレホボ村、ボロジバ村、マルティノフカ村周辺で少なくとも30人以上の兵士が死傷するなど、かなりの打撃を受けた」「これにより北朝鮮軍第94独立旅団から兵力の補充を受けねばならなくなった」と報じた。

 ウクライナ軍は15日、これら一連の主張を裏付けるため、北朝鮮軍兵士とみられる複数の遺体が並べられている様子を撮影したドローン映像をテレグラムやウクライナのメディアを通じて公開した。

パリ=鄭喆煥(チョン・チョルファン)特派員

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