社会総合
韓国 きょうのニュース(12月16日)
◇尹大統領の弾劾審判27日に開始 憲法裁
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾訴追案が国会で可決されたことを受け、罷免の是非を判断する憲法裁判所は16日に裁判官会議を開き、最初の弁論準備期日を27日に定めた。準備期日は弁論に先立ち、主張や証拠の争点を整理し審理計画を立てる手続きで、当事者の出席義務はない。弁論期日は準備期日を終えた後に別途指定する。憲法裁は「この事件を最優先に審理することにした」と明らかにした。
◇合同捜査本部が尹大統領の出頭要請書伝達できず 受け取り拒否
「非常戒厳」宣言を出した尹錫悦大統領の内乱容疑などを捜査する合同捜査本部は16日午前、大統領室と大統領公邸に尹大統領の出頭要請書を伝達しようとしたが、大統領警護処が受け取りを拒否した。捜査本部の関係者は「大統領室、公邸から受け取りを拒否され、伝達できなかった」として、「警護処は自分たちの業務ではないという理由を示した」と明らかにした。出頭要請書には内乱や職権乱用の容疑が明記された。
◇与党代表が辞任表明 尹大統領の弾劾案可決受け
与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表は16日、国会で記者会見を開き、「最高委員の辞任により最高委員会が崩壊し、これ以上党代表として正常な任務遂行が不可能になった」として、辞任を表明した。韓氏は7月23日の党大会で代表に選出されたが、約5カ月で辞任に追い込まれた。尹錫悦大統領の弾劾訴追案に賛成したことに関しては「苦しかったが、後悔はしていない」と述べた。
◇曺国元法相が拘置所に収監 「政権交代に全力投球を」
娘や息子の不正入学に絡む業務妨害罪などで懲役2年が確定した元法務部長官で野党「祖国革新党」前代表の曺国(チョ・グク)氏が16日、ソウル拘置所(京畿道義王市)に収監された。曺氏は拘置所に入る前、記者団に対し、「政権交代に全力投球しなければならない」として、「内乱の共犯である(与党)『国民の力』が政権を維持することは絶対阻止すべきだ」と強調した。