▲イラスト=UTOIMAGE

 タイで1000人もの児童に対して性的暴行を加えた32歳の教師が、129年の刑を宣告された。現地メディア「ネーション」が11日、報じた。

 報道によると、タイ法務省特別捜査局(DSI)は、児童に対する性的虐待事件を起こしたバンコク在住の教師がタイ北部ピッサヌローク裁判所で129年刑を宣告されたことを明らかにした。

 裁判所はまた、この教師がピッサヌローク県で勤務していた当時の犯罪に関連し、被害を受けた少年に150万バーツ(約674万円)、少年の母親に65万バーツ(約292万円)の賠償金を支払うよう教師に命じた。

 今年6月に逮捕されたこの教師は、モデルエージェンシー代表のタヌデッ・センケウ被告(28)と共謀し、「グルーミング」によって児童を手なずけた上で性的暴行に及んでいたことが分かった。

 この教師はトイレや視聴覚室など学校の複数の場所や車の中などで児童に性的暴行を加えていたと自白した。

 DSIは2人に対し、性的暴行を受けた被害者が1000人を超えていることを示す証拠があると伝えた。

 これに先立ち裁判所は、性的虐待の写真を50万枚以上所有していたタヌデッ被告に対し、139年7カ月の刑を言い渡した。

 当局はタヌデッ被告に対する調査を進めていたところ、教師の存在を把握し、捜査を拡大していた。

 当局は写真を基に、さらなる被害者の確認を進めている。

チ・ジョンヨン記者

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