【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部によると、アジア開発銀行(ADB)は11日発表した最新の経済見通しで、韓国の2025年の経済成長率を2.0%と予測した。9月に発表した見通しから0.3ポイント引き下げたが、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の「非常戒厳」宣言による経済への衝撃を考慮するとむしろ「楽観論」に近いとの見方も出ている。

 ADBの予測は経済協力開発機構(OECD、2.1%)、韓国政府(2.2%)を下回り、国際通貨基金(IMF)の予想と並ぶ。24年の成長率も9月の予測から0.3ポイント引き下げ、2.2%とした。

 アジア太平洋地域(日本など除く)の25年の成長率見通しは4.8%、24年は4.9%で、いずれも9月の予測から0.1ポイント引き下げた。

 また、韓国の25年の物価上昇率予測は2.0%で据え置いた。24年は0.2ポイント引き下げ、2.3%。原油価格下落、食料品価格の上昇鈍化などで物価安定が進むと判断した。

ホーム TOP