▲7日午前、ソウル市竜山区の韓国大統領室で国民向け談話を行う尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領。写真=NEWSIS

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は7日、非常戒厳宣布と関し、「大変驚かれたであろう国民の皆様に心よりおわび申し上げます」「戒厳宣布と関して法的・政治的責任問題を回避することはありません」と述べた。

 尹大統領が同日の国民向け談話で、「私の任期を含め、今後の政局安定方案は我が党(与党・国民の力)に一任します」「今後の国政運営は我が党と政府が共に責任を持ち、行っていきます」とした上で述べた。

 以下は国民向け談話の全文。

■談話全文

 尊敬する国民の皆様。私は12月3日夜11時に非常戒厳を宣布しました。約2時間後の12月4日午前1時ごろ、国会の戒厳解除決議に従い、軍の撤収を指示し、深夜の国務会議(閣議)を経て戒厳を解除しました。

 今回の非常戒厳宣布は、国政の最終責任者である大統領として切迫していたことから始まりました。しかし、その過程において国民の皆様を不安にさせ、ご不便をもたらしました。 大変申し訳なく思うとともに、大変驚かれたであろう国民の皆様に心よりおわび申し上げます。

 私が戒厳宣布と関して法的・政治的責任問題を回避することはありません。

 国民の皆様、また戒厳が発動されるだろうという話がありますが、はっきり申し上げます。第二の戒厳のようなことは決してないでしょう。

 国民の皆様、私の任期を含め、今後の政局安定方案は我が党に一任します。今後の国政運営は我が党と政府が共に責任を持ち、行っていきます。

 国民の皆様にご心配をおかけしたことを、あらためておわび申し上げます。

キム・ミョンジン記者

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