▲新国防相に指名された崔秉赫(チェ・ビョンヒョク)大使

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、非常戒厳を建議して4日に辞意を表明した金竜顕(キム・ヨンヒョン)国防部(省に相当)長官の免職を5日に裁可した。尹大統領は新しい国防部長官に崔秉赫(チェ・ビョンヒョク)駐サウジアラビア大使を指名した。

 鄭鎮碩(チョン・ジンソク)大統領秘書室長は同日の記者会見で「今日、大統領は金竜顕国防部長官の辞意を受け入れ、免職を裁可した」と明らかにした。金竜顕長官は3日、尹大統領に非常戒厳宣言を直接建議したと言われており、戒厳が解除された後、辞意を表明していた。

 崔秉赫氏は韓国陸軍士官学校出身の予備役四つ星将軍だ。2008-09年に首都防衛司令部で第1警備団長と作戦処長を務め、陸軍第22師団長、陸軍本部監察室長、陸軍第5軍団長、陸軍参謀次長などを歴任した。2019年4月に大将に進級し、翌年9月まで韓米連合軍司令部副司令官を務めた。

 尹大統領は、非常戒厳時に戒厳司令官を務めた朴安洙(パク・アンス)陸軍参謀総長の辞意表明については慰留した。大統領室高官は「大統領は厳しい安全保障状況を踏まえ安定的な軍運営が必要だと判断し、陸軍参謀総長としての任務遂行にまい進するよう要請した」と述べた。朴安洙・陸軍参謀総長は4日に金竜顕長官に辞意を表明していた。

梁昇植(ヤン・スンシク)記者

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