【釜山聯合ニュース】北朝鮮の弾道ミサイルの探知や追跡、迎撃が可能で、韓国海軍の「拳(こぶし)」と呼ばれる次世代イージス駆逐艦「正祖大王」の就役式が2日、南部・釜山の海軍作戦司令部で開かれた。

 韓国海軍初の排水量8200トン級で、最新のイージス戦闘システムに加え、対潜水艦作戦のため韓国独自の技術で開発した統合ソナー(水中音波探知機)システムが搭載された。韓国型垂直発射システム2を備え、高度化する北朝鮮の弾道ミサイルや潜水艦に対抗する海上の中核戦力となる。

 同艦の全長は170メートル、幅は21メートルで、最大速力は30ノット(時速約55キロ)だ。

 来年導入予定のMH60Rシーホーク海上作戦ヘリの搭載も可能だ。また長距離対潜魚雷や軽魚雷を用いた攻撃ができ、敵の水中脅威に対応する中核的な役割を果たすことが期待されている。

 正祖大王は戦力化訓練を経て、来年末に実戦配備される。

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