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韓国・ラトビア首脳が協力強化で一致 北朝鮮の挑発非難も
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は28日、ラトビアのリンケービッチ大統領とソウルの大統領室で会談し、防衛産業やバイオなどさまざまな分野で協力を強化することで一致した。
韓国大統領室によると、尹大統領は会談で国防力強化を進めているラトビアにとって防衛産業に強みを持つ韓国は良いパートナーになるとして、防衛産業協力の可能性を積極的に模索しようと呼びかけた。
リンケービッチ氏は、韓国は信頼できる安全保障のパートナーとの認識を示したうえで、防空システムの構築やドローン技術の強化など防衛産業分野で緊密に協力したいとの意向を示した。
ラトビアはロシアに隣接するバルト3国の一つで、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国。ロシアの侵攻を受けているウクライナと安全保障協定を結んでいる。
また尹大統領は世界的なバイオ医薬品メーカーを持つ韓国と世界レベルの製薬会社が多数あるラトビアがバイオ・製薬分野で協力を拡大していくことに期待を示した。
これに対し、リンケービッチ氏は韓国のバイオ・製薬会社の欧州市場進出の際にはラトビアが懸け橋の役割を務めると応じた。
また両首脳は北朝鮮の核・ミサイル挑発、北朝鮮とロシアの軍事協力を非難した。
リンケービッチ氏は北朝鮮の核・ミサイル開発や挑発を非難するとともに韓国政府の対北朝鮮政策に対する支持を示し、共同対応に乗り出すと表明した。