【坡州聯合ニュース】北朝鮮に近い韓国の京畿道坡州市の臨津閣から北朝鮮に向けて拉致問題の解決を求めるビラを飛ばすと予告していた団体が天候悪化などを理由にビラ散布を来月に延期したことが28日、分かった。

 拉致被害者の家族らでつくる「戦後拉北者被害家族連合会」は同日、坡州警察署を訪れ、12月5日から28日までビラ散布に関する集会を開くと申告したことを明らかにした。

 集会の場所は臨津閣で、申告人員は1200人とした。団体の崔成龍(チェ・ソンリョン)理事長は「拉致問題は私たちだけのつらい戦いとして残っている」とし、「来月に必ず消息誌(ビラ)を散布する」と強調した。

 京畿道は北朝鮮へのビラ散布によって道民の安全が損なわれることを懸念し、坡州市を含む北朝鮮に近い3市・郡を「危険区域」に指定した。団体がビラ散布を強行する場合、特別司法警察などを動員し阻止する方針だ。

ホーム TOP