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北朝鮮兵 ロシア軍に編入され危険地域で「弾除け」に=韓国国防相
【ソウル聯合ニュース】韓国の金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防部長官は28日、国会国防委員会に出席し、ロシアのウクライナ侵攻に加わった北朝鮮軍の兵力がロシア軍一個中隊当たり一個小隊の形で編成され、参戦していると明らかにした。同委員会に所属する与党議員の質疑に対して述べた。
ロ朝混成の編成について、金氏は「ロシア軍の主導の下で戦争をするという意味がある」とし、ロシア軍からすると北朝鮮軍は最も危険な地域に送る「弾除け」であるとの見方を示した。
ウクライナのキスリツァ国連大使は先月20日、国連安全保障理事会の会議で、北朝鮮の兵力がロシアの軍服を着てロシア軍の少数民族部隊に混ざっていると述べた。
金氏はウクライナの戦場に韓国軍の参観団を送るべきだとする立場を守りながらも、参観団の派遣については国防部の管轄ではないとして、政府レベルで議論が進んでいることを示唆した。
ウクライナのための兵器支援については「国際社会とともに連帯して進む」と述べ、慎重な姿勢を維持した。