▲イラスト=UTOIMAGE

 慢性的なくしゃみと鼻水に悩まされていた中国の男性が、病院で診てもらったところ鼻の中からサイコロが見つかったことが分かった。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が11月26日(現地時間)に報じた。

 報道によると、中国北部・山西省西安出身のシャオマさん(23)は1カ月にわたって頻繁なくしゃみ、鼻づまり、鼻水に悩まされていた。

 シャオマさんは中国の伝統医学に基づく治療を始めたが、症状が改善しなかったため、最終的に病院を訪れた。医師が鼻の中に内視鏡を入れて検査したところ、鼻の中に大きな塊が詰まっているのが分かった。医師が即座にこの異物を取り出したところ、この異物の正体は、1辺が2センチのサイコロだった。

 シャオマさんは、3-4歳のころにサイコロが鼻の中に入ったのではないかと推測した。しかし、正確な時期や経緯は分かっていない。サイコロは何年にもわたって周囲の組織と密着していたため、一部が腐食していたという。

 除去する途中でサイコロが気道の方に動いて窒息するリスクもあったが、医師は無事にサイコロを取り出した。医師のヤントン氏は「鼻腔内視鏡の検査中に異物を発見した。分泌物に覆われた白い塊だった。長い間鼻の中にあったため一部が腐食していたようだ。サイコロが鼻腔下部の管をふさいでいたため粘膜が損傷していた」と説明した。

 SCMPは「サイコロによって患者に長期的な健康問題が生じたのかどうかは分からない」としている。

 これに関連し、医師は「子どもが遊んでいるときは保護者が細心の注意を払わなければならない。異物は副鼻腔や気道に入って命を脅かす危険性もある。このような状況では一般的に、ただちに救急治療が必要だ」と警鐘を鳴らした。

キム・ガヨン記者

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