▲イラスト=UTOIMAGE

 済州島沖の海上に設置されていたバージ(はしけ)型のロケット発射台が、強風と高波の影響で座礁したことが分かった。

 済州道とロケット開発スタートアップ「ペリジーエアロスペース」が27日、明らかにした。それによると、済州市翰京面竜水里沖に設置されていた海上発射台「セテシア1」(275トン級)が同日、強風と高波によって40度ほど傾いた。

 ペリジーエアロスペースは当初、今年9月にこの発射台を使って液化メタンを燃料とする2段ロケット「ブルーウェイル1 (BW-1)」の試験打ち上げを行う予定だった。しかし済州付近の気象状況を鑑みて打ち上げを延期した。

 同日、済州の海上には波浪警報が出されており、秒速14-16メートルの強い風が吹き、波の高さは2-3メートルだった。

済州=オ・ジェヨン記者

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