◇7~9月期出生数8%増 12年ぶり高水準

 統計庁が27日に発表した「人口動向」によると、今年7~9月期の出生数は前年同期比8.0%(4523人)増の6万1288人で、増加幅は2012年10~12月期(5102人)以来約12年ぶりの高水準となった。出生数の増加により、1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は前年同期比0.05ポイント増の0.76となり、15年10~12月期以来の増加となった。今のような流れが続けば、今年の年間出生数と合計特殊出生率はいずれも9年ぶりにプラスに転じる見通しだ。政府は、新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)により先送りされていた結婚が集中したことが出生数の増加に影響を及ぼしたと判断している。

◇海兵隊が境界線付近で海上射撃訓練 自走砲約200発発射

 海兵隊は27日、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)に近い白○(○=令に羽)島で海上射撃訓練を実施した。海兵隊司令部によると、訓練は西北島しょ防衛司令部の海兵第6旅団が同日午後1時から約30分間行い、K9自走砲約200発を発射した。第6旅団はNLLの方向ではなく、西側にある仮想の標的に向けて射撃を行った。

◇検察が与党本部を家宅捜索 大統領夫人の選挙介入疑惑などで

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る疑惑に関与したとされる政治ブローカーのミョン・テギュン氏を捜査している検察当局が27日、与党「国民の力」の本部を家宅捜索した。ミョン氏は金氏の2022年6月の国会議員補欠選で国民の力の公認候補選びに不当に介入したとされる疑惑や世論調査会社「未来韓国研究所」の違法な世論調査に関する疑惑の中心人物。検察は国会議員会館内の同党企画調整局の家宅捜索も行う計画という。これら疑惑を巡る捜査対象はさらに広がる見通しだ。

◇預金金利下がるも貸出金利は3カ月連続上昇

 韓国銀行(中央銀行)が27日発表した金融機関の金利に関する統計によると、市中銀行の10月の個人向け新規貸し出しの平均金利は年4.55%で前月(4.23%)より0.32ポイント上がった。2022年9月(0.39ポイント上昇)以来となる上げ幅で、3カ月連続の上昇となった。一方、普通預金の金利は下がっており、貸出金利から預金などの調達金利を差し引いた利ざやは2カ月連続で拡大した。

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