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尹大統領夫人の捜査法案 来月10日に再採決=与野党合意
【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「国民の力」と最大野党「共に民主党」は26日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る疑惑を政府から独立した特別検察官に捜査させるための特別法案を来月10日の国会本会議で再採決することで合意した。
国会は14日の本会議で同法案を可決した。国会で過半数を占める共に民主党が主導し、国民の力は強く反発して採決を退席した。尹大統領は拒否権を行使し、再議を求めた。
同様の法案はこれまで2回、大統領の拒否権行使による再採決を経て廃案になっている。拒否権が行使された法案が再可決されるためには、在籍議員(300人)の過半数の出席と出席議員の3分の2以上の賛成が必要となる。
当初は今月28日の本会議で採決する見通しだったが、両党が再採決に備えて党内の態勢を整えるため先延ばしとなった。