【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は25日(現地時間)、主要7カ国(G7)外相会合に出席するため訪問したイタリアのローマ近郊でウクライナのシビハ外相と会談し、北朝鮮によるロシアへの派兵などウクライナの戦況や韓国の対ウクライナ支援などについて議論した。

 韓国外交部によると、趙氏は北朝鮮の派兵によりウクライナ戦争が新たな局面に入ったことに懸念を表明し、ロ朝の軍事協力の進展や韓国への安全保障上の脅威に応じて実効的な措置を段階的に取る方針を示した。

 シビハ氏は韓国とウクライナが共通の安全保障上の懸念を抱くことになったとし、北朝鮮の派兵問題に対応する必要性を強調。ウクライナの特使が近いうちに韓国を訪問し、協議を続けることを期待すると表明した。

 また、ロ朝の軍事協力に厳正に対応するため、韓国と関連動向や情報を引き続き緊密に共有していく考えを示した。韓国の対ウクライナ支援には謝意を表した。

 これに対し、趙氏は「ウクライナの特使と意味のある協議が行われることを期待している」と述べた。

 韓国は北朝鮮軍の介入に応じて兵器提供を含む段階的な対ウクライナ支援計画を検討しており、同国から特使が訪韓した際に具体化する可能性がある。

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