▲写真=UTOIMAGE

 「ミカンを注文したところ、商品説明にあった量よりも入っていた量が少なかった」として顧客が出荷元の業者に問い合わせたところ、業者側が「安全上の理由であえて少なめに入れて送った」と返答していたことが分かり、ネットで物議を醸している。

 インターネットの各種コミュニティーサイトでは21日「ミカンを5キロ注文したのに4.5キロしか入っていなかった理由」と題する書き込みがあった。内容は済州島のミカン販売業者に関するものだった。

 この業者はミカン農園で収穫したミカンを直接販売しており、ミカンの重量について問い合わせた顧客に対し「5キロのミカンを期待していたのに箱を開けたら4.5キロだったのでがっかりしたかもしれませんね。それは十分に理解します」とした上で「私たちはお客さまに新鮮なミカンを味わっていただくために、配送時の安全を最優先に考えております」と説明した。

 商品説明に書かれている重さと実際のミカンの重さが異なっていた理由については「ミカン箱に5キロいっぱい詰め込むと、ミカン同士が押されて潰れることがあるため、緩衝材を入れてミカンが潰れないようスペースを作ってから梱包しています」「こうするとミカンの重さは4.5キロになりますが、お客さまにより新鮮かつ安全に配送するために私たちが決めたことです」と説明した。

 この返答は当初、この業者のインスタグラムに掲載された。業者側は「重さをきっちり量っていたのに『5キロ注文したのに4.5キロしか入っていなかった』と問い合わせが来た。(販売中の商品の重さは)実際には箱の重さを含んだ重量」と返答に書いていたが、現在はこの投稿は削除されている。

 しかしこの投稿のスクリーンショットが複数のコミュニティーサイトでまたたく間に拡散され、ネットでは「それならもっと大きな箱にミカンをちゃんと5キロ詰めて送るべきなのでは?」「だったらミカンの重量は4.5キロとはっきり書くべき。これは詐欺と同じだ」「梱包中にミスがあったと正直に釈明した方がよかったのでは」「韓国消費者院に苦情を入れるべき問題だ」などと批判的な意見が相次いだ。

キム・ジャア記者

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