【ソウル聯合ニュース】韓国で昨夏発生した海兵隊員の殉職事故を巡り、海兵隊捜査団長を務めた朴禎勳(パク・ジョンフン)大領(大佐)が同事故の調査の過程で上官の命令に従わなかったとして、抗命および名誉毀損(きそん)の罪で起訴された事件の論告求刑公判が21日、ソウルの中央地域軍事裁判所であり、軍検察は懲役3年を求刑した。

 朴氏は、海兵隊幹部らに業務上過失致死などの疑いがあるとの調査結果を警察に伝達することを保留するよう金桂煥(キム・ゲファン)海兵隊司令官から指示されたにもかかわらず通達した。国防部検察団は昨年10月6日、金氏の命令に従わず、当時国防部長官だった李鐘燮(イ・ジョンソプ)氏の名誉を毀損したとして朴氏を起訴した。

 朴氏は公判前に開いた記者会見で無罪を主張した。記者会見には野党「祖国革新党」の曺国(チョ・グク)代表や最大野党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)国会議員など野党議員8人が参加した。

 判決公判は来月開かれる予定だ。

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