【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は21日、記者団に対し、北朝鮮の軍事偵察衛星の年内打ち上げについて、「上半期に(打ち上げに)失敗し、現在まで打ち上げに関する具体的な動向は確認されていない」として、「物理的に時間があまりにもない」との認識を示した。

 北朝鮮は昨年11月、軍事偵察衛星を打ち上げて軌道に投入し、今年中に3基を追加で打ち上げると予告した。だが、今年5月に打ち上げに失敗した後は再打ち上げを行っていない。

 一方、同当局者は2016年に操業を停止した南北経済協力事業の開城工業団地に関し、北朝鮮が韓国側の約40施設を無断で稼働していると明らかにした。無断稼働は昨年から増加しているという。衛星写真で新しい建物が確認されたことについては「北が別途の施設を作っている動向が捉えられた」とし、用途は分からないとした。

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