▲写真=UTOIMAGE

 かつて日本経済が活況だった時代、日本の男性たちは貧しい国に「性観光(買春ツアー)」に出掛けていたが、最近では反対に外国人が東京に殺到しているという報道が飛び出した。

 香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は17日(現地時間)「アジアの新たな性観光の首都、東京にいらっしゃったことを歓迎します」と題する記事で、日本で行われている売買春の実態について報じた。

 報道によると、日本に集まる外国人の買春客のうち最も多いのは中国人だった。日本の青少年支援団体の田中芳秀事務総長は「日本は貧しい国になった。売買春の場所となっている公園には日が暮れる前から若い女性たちが立っている」「買春する観光客は白人、アジア人、黒人などさまざまだが、中国人が多数」と話した。SCMPは、円安と日本での貧困層の増加を理由に挙げた。

 19歳の女性Aさんは「今年2月に家を出て、カフェで働くために歌舞伎町にやって来たが、ホストクラブのホストにはまって借金してしまい、4月から売春を始めた」と話した。Aさんは「平日は5人、週末は10人ぐらいの相手をして、1時間当たり1万5000-3万円ぐらいもらっている」と話した。Aさんは最近2回目の人工妊娠中絶をしたという。

 売春する女性たちが危険にさらされることについても同紙は報じている。Aさんは「価格交渉中に友人が中国人の客に暴行されて重傷を負った。暴行は頻繁にあるけれど、通報したら売春容疑で(自分が)逮捕されかねないため取りやめた」と話した。

 田中事務総長は、当局と警察がこうした状況から目を背けているとして懸念を示した。田中氏は「このようなことが繰り返されれば、いつか命を落とす人が出てくるかもしれない。避けられないことだ。この女性たちに誰も関心を持ってくれない。もし死亡事件が起きたとしても、一時的に注目されるだけですぐに忘れ去られるだろう」と話した。

チョン・アイム記者

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