▲写真=UTOIMAGE

 ロシア南西部のクルスクに送り込まれた北朝鮮軍がウクライナ軍との戦闘に加わったと伝えられる中、ウクライナ政府高官が「北朝鮮軍は突撃歩兵ではなくドローンや迫撃砲の部隊に配置されている」と明らかにした。

 米政府系の「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」が17日(現地時間)に伝えた。それによるとウクライナ国家安保国防委員会・虚偽情報対応センター(CDC)のアンドリー・コバレンコ所長は15日(現地時間)にRFAの取材に応じ「北朝鮮軍はロシア軍の戦闘部隊に配置されているが、突撃作戦には参加していない」と明らかにした。

 コバレンコ所長は「北朝鮮軍は突撃歩兵としては使われていないが、これは根本的な特徴だ」とした上で「彼らはドローンを運用し迫撃砲を扱う訓練を受けている」「突撃作戦とは違った行動だ」と説明した。

 米国務省のパテル副報道官は12日「1万人以上の北朝鮮軍兵士がロシア東部に送り込まれた」「彼らのほとんどはクルスクに移動し、ロシア軍と共に戦闘作戦への関与を開始したことが確認できている」と伝えた。

 米国のブリンケン国務長官は13日にベルギー・ブリュッセルのNATO(北大西洋条約機構)本部で記者団の取材に応じ「北朝鮮軍は現在(クルスク地域で)戦闘に投入され、今文字通り『戦闘中』という事実についてNATOのマルク・ルッテ事務総長と意見交換した」と述べた。

 韓国の情報機関である国家情報院も同日「ロシアに派兵された北朝鮮軍はここ2週間でクルスク地域に移動し、戦場への配置が完了した」「すでに戦闘に参加中と評価している」とコメントした。

キム・ミョンジン記者

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