▲野球韓国代表チームの柳仲逸(リュ・ジュンイル)監督は16日、ドミニカ共和国を相手に9-6と逆転勝ちしたが、笑顔はなかった。写真=聯合ニュース

 韓国が17日、「2024 WBSC(世界野球ソフトボール連盟)プレミア12」のスーパーラウンド(ベスト4)進出を逃した。韓国の試合がない17日に日本と台湾がそろって勝ち、韓国がスーパーラウンドに進出する可能性が完全に消えたためだ。

▲16日午後、オープニングラウンド(1次ラウンド)B組・韓国とドミニカ共和国の試合に勝って喜ぶ韓国代表たち。写真=聯合ニュース

 韓国は2006年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ベスト4、2008年北京五輪金メダル、2009年WBC準優勝を果たしたが、2013年・2017年・2023年のWBCではいずれも1次ラウンドで脱落した。

 メジャーリーガーが出場しないプレミア12では2015年優勝、2019年準優勝と善戦してきたが、今年は予選脱落の苦杯を喫することになった。

 日本は17日、台湾・台北の天母球場で行われた同大会オープニングラウンド(1次ラウンド)B組第4戦でキューバを7-6で下した。台湾も台北ドームで行われたオーストラリアとの試合に11-3で勝利した。

 4連勝をマークした日本は18日のドミニカ共和国との試合結果に関係なく、組1位が確定した。台湾も3勝1敗で組2位を確保した。

 2勝2敗の韓国は18日午後1時開始のオーストラリア戦に勝てば3勝2敗になるが、台湾が同日にキューバに敗れて同じ勝敗数になったとしても、「直接対決の勝者」の方が順位で上になるため、スーパーラウンドに進出できない。

 キューバ、オーストラリア、ドミニカ共和国はいずれも1勝3敗なので、3勝2敗になる可能性があるのは台湾と韓国だけだ。

 韓国は13日の第1戦で台湾に3-6で敗れた。14日はキューバに8-4で勝ったが、15日は日本に3-6で敗れた。16日はドミニカ共和国に9-6で逆転勝ちしたものの、台湾戦での負けが響き、オープニングラウンドでの敗退という苦杯を喫した。

 2015年の第1回大会で優勝、2019年の第2回大会で準優勝した韓国は、今大会で若手選手を中心に代表チームを組み、目標を「ベスト4」に定めていた。だが、スーパーラウンドが行われる日本に行くことができず、台湾で日程を終えることになった。

 WBSCランキング上位12カ国が出場する今大会は、A組とB組に分かれてオープニングラウンドが行われた。各組の上位2チーム、計4チームがスーパーラウンドに進出し、21日から東京ドームで優勝トロフィーをめぐって競い合う。

ユ・ビョンフン記者

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