▲イラスト=UTOIMAGE

 アルバニアで開かれた欧州子どもテコンドー選手権で、衝撃的な場面がカメラに捉えられた。8歳の娘が試合で負けると、コーチを兼ねている父親が娘の顔をたたいたのだ。

 英紙デイリー・メールなどが13日(現地時間)に報道したところによると、この出来事はこのほどアルバニアの首都ティラナで行われた欧州子どもテコンドー選手権で起こったとのことだ。

 同大会の女子6-8歳の部の決勝戦で、コソボのバリナ・ペティウちゃん(8)とセルビアのニナ・サヴィッチちゃんが対決した。バリナちゃんは惜しくも敗れて銀メダルとなり、金メダルはニナちゃんに贈られた。

 問題の場面は試合後にカメラに捉えられた。バリナちゃんが父親の所へ行くと、父親はバリナちゃんの頭のプロテクターを乱暴につかんで前後に振った後、はがし取った。そして、バリナちゃんがしばらく床に伏した後、再び立ち上がるや、父親はバリナちゃんの頬をたたいた。その衝撃でバリナちゃんの頭は激しく揺さぶられた。こうした様子はすべて動画撮影され、交流サイト(SNS)を通じて広まっている。

 この時、近くにいた審判がこれを見て、すぐに父親に近づき制止する様子も動画に映っている。2人はしばらく言い争いをし、父親がバリナちゃんのプロテクターを乱暴に外すと、審判が手を伸ばしてこれを阻む様子も写っていた。

 同紙は「その後、この男性は『ただ子どもを落ち着かせるためにたたいた』と主張して、さらに多くの批判を浴びた」「父親は欧州テコンドー連盟から6カ月間、すべての国際活動・国内活動で停止処分を受けた」と報じた。同連盟側は、父親の行動が攻撃的だったと判断し、このような決定を下したとのことだ。

キム・ガヨン記者

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