【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官はアジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議に合わせ、ペルーの首都リマで14日(現地時間)、日本の岩屋毅外相と会談し、両国関係や北朝鮮問題などについて意見交換した。韓国外交部が15日、発表した。 

 両氏は来年の国交正常化60年を見据え、両国のタスクフォース(TF)が緊密に協議し、両国国民が体感できるさまざまな記念事業を具体化することで合意した。

 また、両国の懸案を賢明に管理し、両国関係を一段階飛躍させていくことを確認した。朝鮮半島出身者が強制労働させられた新潟県の「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を巡り、日本が開催を表明した労働者らの追悼式についても議論したとみられる。日本メディアは24日に追悼式が開かれると報じており、両国は詳細を調整しているとされる。

 両氏は北朝鮮のロシア派兵が朝鮮半島や世界の平和と安全に対する深刻な脅威であるとの認識で一致し、ロ朝の軍事協力や北朝鮮の核問題に対し、韓日・韓米日が緊密に連携することを確認した。

 両氏が対面で会談したのは初めて。両氏は今後も随時意思疎通することで一致した。

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