「レゴランド」開発事業に関連して業務上背任疑惑が持たれている崔文洵(チェ・ムンスン)元江原道知事の事件について、韓国検察が強制捜査に乗り出した。

 春川地検は12日、江原道庁の監査委員会と投資誘致課、文化遺産課などを対象に家宅捜索を繰り広げた。

 崔・元知事は春川の中島に「レゴランド」を開発した際、事業用地の売買の過程で江原道に損害を与えた疑いが持たれている。

 また2018年に、江原道の出資企業である江原中島開発公社がレゴランドの運営会社である英国マーリン社に800億ウォン(現在のレートで約88億円。以下同じ)を支援するよう指示し、江原中島開発公社に損害を与えた疑いも持たれている。

 さらに2014年に、江原道議会の議決を経ることなく、江原中島開発公社のレゴランド債務保証規模を210億ウォン(約22億円)から2050億ウォン(約225億円)に拡大した疑惑もある。

 検察は最近、江原中島開発公社で関連資料を確保したという。

 先に2022年11月、保守系与党「国民の力」に所属する朴基栄(パク・キヨン)江原道議会議員が、崔・元知事を業務上背任、職権乱用、職務遺棄などの疑いで江原警察庁に告発した。警察は今年1月に崔・元知事を出頭させて事情聴取を行った後、4月に事件を検察に送致した。

春川=チョン・ソンウォン記者

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