【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は10日、大統領室で開かれた経済・安全保障点検会議に出席し、来年1月の米新政権発足に備え、経済副首相をトップとする金融・通商・産業に関する会議体を即時に稼働するよう指示した。

 会議はトランプ新政権の発足など対外環境の変化が韓国の経済・安全保障に与える影響を分析するとともに、政策方向を議論するため開かれた。

 尹大統領は「韓国の経済や安全保障にも多くの影響を与えるため、綿密な準備が必要だ」と説明。7日に行ったトランプ氏との電話協議で「できる限り早期に会い、親交と対話の時間を設けることにした」と伝えた。

 尹大統領は「国防分野では強固な韓米同盟に基づき、確実な対北抑止力を維持し、アジア太平洋地域で平和と繁栄のリーダーシップを持つことができるよう綿密に準備してほしい」とし、「安全保障分野でも相当の構造的変化が生じる可能性がある」と述べた。

 また、「当分の間、非定期的に米新政権の発足に伴うさまざまなリスクや機会要因を点検しなければならない」とし、「今後2カ月間、さまざまな情報ルートを稼働し、国民と企業の海外市場での活動に支障がないようしっかり後押ししてほしい」と強調した。

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