【ソウル聯合ニュース】韓国の金暎浩（キム・ヨンホ）統一部長官はパリで９日に開催された韓国民間団体「民族和解協力汎国民協議会」フランス協会のフォーラムへの祝辞で、北朝鮮の軍事的挑発について「朝鮮半島を超えて欧州全域と世界の平和にとって直接的な脅威になっている」との認識を示したうえで、朝鮮半島と世界の平和定着に向けて様々な方策を模索していると強調した。同部が１０日、伝えた。

　金氏は、北朝鮮の政権がロシアの違法で大義名分のない戦争のために若い兵士たちを無理やり派遣したと指摘。韓国政府の南北統一構想「統一ドクトリン」には北朝鮮の人権状況の実質的な改善策のほか朝鮮半島をはじめとする世界の平和と繫栄のための方策が含まれているとし、実現に向け国際社会との協力・連帯が必要だと述べた。