▲写真=UTOIMAGE

 【NEWSIS】中国の家電メーカー「Xiaomi(シャオミ)」などの中国製エアフライヤーと連動したアプリがユーザーの対話内容を聞いて交流サイト(SNS)「TikTok(ティックトック)」でシェアしているという調査結果が発表された。英国メディア「ザ・サン」が5日(現地時間)に報道した。

 同紙は「中国製エアフライヤーに連動するアプリが収集したユーザー・データがティックトックなど中国企業のサーバーに送信されていた」と報道した。

 英国の消費者保護団体「Which(ウィッチ)?」の調査結果によると、中国に本社がある「Aigostar(アイゴスター)」と「シャオミ」のエアフライヤーを制御できるアプリがユーザーに対話内容を聞く権限を要求したという。

 しかも、位置追跡権限や電話時の内容を録音する権限も含まれていたとのことだ。

 このアプリは「ユーザー登録時に収集されたデータがマーケティング目的で第三者に渡される可能性がある」と説明している。しかし、データ利用目的についての説明はなかった。

 英国データ保護機関(ICO)は来春、消費者データ使用に関する新たな規定を発表する予定だ。この規定には「企業がデータ収集の目的を、透明性をもって明らかにしなければならない」という内容が盛り込まれる。

 同団体は「現在のスマート製品メーカー各社や協力企業などは消費者データを無差別的に収集している上、そのほとんどに透明性がない。春に適用される新たな規定は海外企業などにも徹底的に適用されるだろう」と述べた。

 しかし、ユーザー・データを中国のサーバーに転送したという同団体の調査結果について、シャオミは「不正確だ」と釈明した。また、「連動アプリ『シャオミ・ホーム』でユーザー・オーディオを録音する権限はエアフライヤー使用時には適用されない」とも述べた。

 一方のアイゴスターはコメントを出していない。

 両モデルは現在、世界最大手のインターネット通販サイト「アマゾン」で販売されている。アイゴスターの製品は品切れ状態だ。

チェ・ヒジョン記者

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